#ゆっくる飯 おうちごはんとお酒と放浪の日々

好きなものが多過ぎていつも頭を抱えている転勤族の妻が作る、あらゆるジャンルの料理。それらと一緒に楽しむお酒。王国民の夫と、オカメインコのぴよたろうとの慌ただしい日々のあれこれ…

わたし と 西湖

こんばんは!

今日の長崎は1日中ずっと雨だったので、ハウステンボスの花火がどうなったのか、やっぱり気になって仕方がない ゆっくるです…!

雨天決行らしいが、果たして…!!

 

 

 

先日、久しぶりにいただいた大好きな和菓子のことを。

 



西湖 (せいこ) と言います!


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今年は誕生日ケーキではなく、誕生日西湖をお取り寄せしてもらったのです!(笑)

 

 


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そもそも西湖とはなんぞや、という感じかと思います。

 

簡単に言うと、れんこんの冷たい和菓子です!

 
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材料はこちらに記載のある通り、

 

・蓮粉 (れんこんを粉にしたもの)

 

和三盆糖 (徳島県香川県が名産の上品でまろやかな甘みがあり、くちどけのよい砂糖のこと)

 

和三盆糖蜜 (上記を精製するときにできる糖蜜と思われる)

 

・トレハロース (甘味料、砂糖と同じ性質を持つが甘みは砂糖の約40%程度のもの)

 

 

実にシンプルです。

 

京都にある和久傳 (わくでん) さんという、料亭にて元々は椀だねとして出されていたものが、わらび餅に似ているというところから和三盆糖を加えて夏のお菓子として出されたことが始まりとのこと。

 

 

しかし、わたしのような庶民が京都の料亭へ食事に行くことなど、まずあり得ませんでした!w

 

では何故この西湖を知ったかというと、遥か昔…

わたしが小学校3年生か4年生の頃に遡ります。

 

 

当時から愛読していた、某料理雑誌。

そちらに手土産のおすすめとして、小さく載っていたのです!

 

その頃から料理に興味のあったわたしは、

「れんこんのお菓子って何!?」

「笹に入ってるけど、笹団子じゃないの!?」

「羊羮みたいなお菓子かなぁ?」

等と、気になって気になって仕方がなくて…!!

 

しかし田舎の貧乏な家に生まれ、ましてやまだ小学生であるわたしは京都へ行ける筈もなく。

通販の概念があるわけでもなく…😭

 

 

そんな背景もあり、大人になってから西湖を初めていただいたときは、そりゃあ感動しました!

 

長年の夢が叶ったかのような感覚なのでしょうか。

 

 

学生の頃から調理の勉強をしていたので れんこんの性質もわかってはいたものの、想像していたよりも遥かに柔らかく、最後は溶けていくかのような初めての食感に思わず感嘆の声を上げました…!

 

 


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封を開けた途端に香る、笹の爽やかな香り。

 

もちもちとしているが、実に繊細なつるんとした口当たり。

 

そして和三盆の優しい甘みと、独特の風味!

 

 

 

鹿児島の緑茶と一緒に、ありがたーく、美味しくいただきました…🍵

 

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九州内とはいえ、1年半という短いスパンで県外への転勤ばかりで常に心が落ち着かず、西湖を始め好きなお菓子が買える店もなく、最早通販で買えることすら忘れているくらいでした…。

 

今後は夏に限らず、誕生日に限らず、また西湖をお取り寄せして少しでも落ち着ける時間を作りたいなと強く思いました。

 

和久傳さんにもいつか行きたいなぁ…!

 

 

やっぱり西湖は美味しかったーーーーー!!!!!!!!